2種類のポイント投資と買物の還元率/値引率
この記事では以下の記事を前提としています。
2種類のポイント投資
ポイントを使って資産を増やしたい人はポイント投資をしたり、関心を持ったりしていると思います。
ポイント投資は実は2種類あります。
擬似ポイント運用はポイントで投資体験をし、投資信託等に連動してポイントが増えたり減ったりして、売却時にポイントが返ってくるサービスです。
証券会社でのポイント投資は、証券会社で実際に現金の代用としてポイントを使って株式や投資信託を購入できるサービスです。売却すると現金が返ってきます。
2種類のポイント投資と還元率
どちらもポイントで投資をするとき(買付や売却するとき)には特に還元があるわけではありません。
ポイント投資をする以前の買物を関連付けて考察してみます。
1万円の買物で20%のキャンペーン還元を受け、受け取った2000ptをポイント投資した例を考えてみましょう。
(投資による損益の話は複雑になるので今回は無視します。)
擬似ポイント運用
投資したものを売却したときにポイントで返ってくるので、いずれそのポイントで買物をする必要が出てきます。
したがって、「買物⇒還元⇒投資⇒買物」の流れで1万円でスタートすると2回目の買物では2000円の買物をして値引が終わったことになります。
(投資の損益を無視してるので、2回目の買物は2000円としています。)
証券会社でのポイント投資
投資したものを売却したときに現金で返ってくるので、その現金で買物するかどうかは自由になります。
したがって、「買物⇒還元⇒投資」で値引が終わり、2回目の買物なしに値引が成立することになります。
(投資の損益は無視しているので値引額は2000円になります。)
したがって、証券会社でポイント投資した方が、過去の買物の値引率を改善することになります。
証券会社でのポイント投資はどれくらい値引率を改善するか?
上の20%還元の例だと証券会社でのポイント投資は値引率を約3.3%改善したことになります。
ポイント投資をする前の買物の平均還元率と値引率の改善効果をまとめました。
一般に還元率が高いほど値引率との差が大きくなります。
普段の買物でキャンペーンにたくさん乗れて平均還元率が高い程、ポイント投資によって値引率の改善効果が高くなります。
ただし、値引率の改善は魅力的ですが、投資は実際は増えたり減ったりすることを理解してする必要があります。
実際に株式や投資信託を購入するという意識を持ってリスクを考えて行いましょう。
この記事は投資を一概に勧めるつもりはありません。自己責任でお願いします。
また、ポイント関係の税金(主に一時所得)の話は今回はしていません。所轄税務署によって扱いは異なっていると言われているので、税務署や税理士に確認をしておきましょう。