あつめる人のメモ

節約、ポイ活等について書いていきます。

21/10/07-21/10/20のメルカリShopsキャンペーンの買物順

21/10/07-21/10/20の「メルカリShopsキャンペーン」の最適買物順を探すスプレッドシートです。
太枠線で囲まれた組合せの4つの値を変えるとそれに応じた買物順と還元が見つけ出せます。

すべての買物順を探すのではなく、乱数生成を大量に行い、探索するアプローチなので、万が一の抜けはあります。

211007メルカリ階段状キャンペーン - Google スプレッドシート

※21/10/08 4回、3回、2回の買物パターンすべてに対応しました。4回買わない場合は空白を入れてください。

Googleドライブに保存してお使い下さい。(編集できるようになると思います)

f:id:atu-memo:20211007204934j:plain

f:id:atu-memo:20211007205024j:plain

f:id:atu-memo:20211007205055j:plain

 

ポイントを使って買物をしてポイントを得る

この記事の数値は基本的に切り捨て処理を行っています。

この記事では以下の記事を前提としています。

ポイ活をしている人は ポイントを使って買物をする際は、ポイント支払いをしてもポイントがつくことを重視していると思います。
今回は繰り返しの買物でポイントが付き続ける構造について考察してみます。

 ポイントで買物をしてポイントを得るのは複利効果?

単利と複利

利益が出る構造として代表的なのが、単利と複利ですが、日本証券業協会からその言葉の意味を引用しておきます。

ポイントを得るのは複利と言い切れない

1万円の買物をして10%の還元を受けるのを繰り返したとしましょう。
1回目の買物で1000ptの還元を受けます。
次にそのポイントで買物をして10%の還元を受けると100pt還元。
繰り返していくと…

繰り返しポイント還元1

次に1万円の投資をして10%の複利のリターンを得るのを毎年繰り返したらどうなるでしょう?(かなり良いリターンですね😅)
1年目に1,000円のリターンを得て、元本が11,000円になります。
2年目に1,100円のリターンを得て、元本は12,100円になります。
繰り返していくと…

 繰り返しポイント還元2

どうしてこの差が生まれたのでしょう?
計算式を見ていくと、買物の方は最初の1万円は1回目の買物のポイント還元にしか効果がありません。
一方、投資の方は投資をした1万円が2年目、3年目…と効果があり続けるのです。

日本証券業協会から引用した複利「発生した利息を元本に足し、新しい元本として利息を計算する方法。」でした。
買物は発生した還元にさらに還元がされ続けるのですが、元本の部分が足し算になっていません。
似ていますが、投資や預貯金の複利とは実は違うものなのです。

繰り返しポイントを得続けると最終的な還元率/値引き率はどうなる?

平均還元率と理論的な限界

次々と行われるキャンペーンをうまく活用し、最初に100円の買物をして、平均して10%の還元を繰り返し受け続けた状況を考えます。
日常では1円の買物に0.1ptの還元がつくことは滅多にありませんが、小数点以下のポイントがずっとつき続けることを仮想してみます。

無限に繰り返すと、数学の力を借りると合計約11.11ptの還元となります。

繰り返しポイント還元3

実際はこんなことは起らないので、これが10%還元を受け続けたときの理論上の還元上限値となります。
元が100円の買物だったので還元率約11.11%です。値引率に変換すると約9.99%になります。

ポイントで買物をしてポイントを得る効果は何回目の買物まで持続するか?

先ほどの例では平均10%の還元を仮想の上限まで受け続けました。
では現実世界のように小数点以下切り捨ての還元を考えます。
2回の買物で合計11pt還元され、これ以上は還元を受けられないことになります。

繰り返しポイント還元4

繰り返した買物の平均還元率によっても異なりそうです。
次の表は買物の平均還元率と、買物を繰り返した時の実際の合計還元率効果のある買物回数、仮想還元上限をまとめたものです。

繰り返しポイント還元率

平均還元率が高いほど、実際の合計還元率との差が大きくなることがわかります。
またその合計還元率が上がることによって値引率が改善し、平均還元率に近くなることも読み取れます。

まとめ
  • ポイントでの買物にポイント還元をつくのは投資の複利とは少し違う
  • 普段の買物の還元率が高いほど、ポイント還元率の改善は大きくなる
  • 値引率を平均還元率近くまで改善することができる

 

 (*今回は話を分かりやすくするため、「平均」という言葉をわざと曖昧にしました。算術平均、幾何平均などを正確に区別したり、ランダム要素を加えると値は変わってきます😅)

還元率と値引率、どちらを基準に使うか?

この記事では以下の記事を前提としています。

効率性の基準

次の2つの買物はどちらが効率が良いでしょうか?

  1. 1000円の買物で200円offのQRコード決済クーポン(値引率20%)
  2. 1000円の買物で200pt付与のQRコード決済キャンペーン(還元率20%、値引率約16.6%)

どちらも200円分、得しそうです。
しかし 2. の方は付与された200ptを使って値引が成立するのを以前の記事で書きました。

値引が成立する買物額で揃えようとして考えてみる

2. は1000円と200ptで合計1200円の買物をすることになります。
では、1. の買い物をした後、合計1200円分になるように追加で200円分の買物をしたときどうなるでしょうか?

一見、800+200=1000円支払い、1200円分の買物で 2. と同じようになりそうですが、実はこの追加の200円分の買物次第で結果が変わります。

  • 200円で1%還元の買物をした
    ⇒1%(=2pt)付与されるので、計202円分の買物が可能
    ⇒合計1000円支払いで1202円分の買物が可能
  • 200円で20%還元キャンペーンの買物をした
    ⇒20%(=40pt)付与されるので、計240円分の買物が可能
    ⇒合計1000円支払いで1240円分の買物が可能
  • 200円で20%offクーポンを使えた
    ⇒20%(=40円)値引されるので、支払い160円で200円分の買物が可能
    ⇒合計1160円支払いで1200円分の買物が可能

これら3つのケースでオトク度合いはバラバラですが、いずれも 2. の1000円支払い1200円分の買物よりオトクです。
また、値引された額(この例なら200円)だけ次の買物の還元や値引を受けるチャンスを得られます。

値引率を効率の基準にする
率が同じなら、値引の方がオトク
値引率が高い程、次のオトクを得られるチャンスが増える


 規模の基準

値引率が同じになる次の2つの買物の違いについて見てみます。

  1. 1000円で200円値引のQRコード決済クーポン(値引率20%)
  2. 1000円で250pt付与のQRコード決済キャンペーン(還元率25%、値引率20%)

どちらも値引率は同じなので、効率は同じように見えます。
しかし、1. は1000円分の買物で値引が成立(=800円の支払い)、2. は1250円分の買物で値引が成立です。

今度は支払額で揃えようとしてみる

1. に追加で200円の買物をすることを3つのケースで考えてみましょう。
支払額800+200=1000円になるように考えます。
2. の1250円分の買物額と比較してみましょう。

  • 200円で10%還元(約9.0%値引)の買物をした
    ⇒10%(=20pt)付与されるので、計220円分の買物が可能
    合計1000円の支払いで1220円分の買物が可能
    結果、2. に劣る
  • 200円で25%還元(20%値引)の買物をした
    ⇒25%(=50pt)付与されるので、計250円分の買物が可能
    合計1000円の支払いで1250円分の買物が可能
    結果、2. と同じ
  • 200円で30%還元(約23.0%値引)の買い物をした
    ⇒30%(=60pt)付与されるので、計260円分の買物が可能
    合計1000円の支払いで1260円分の買物が可能
    結果、2. より優れる

2つ目のケースだと、1. は 2. と同じ結果になりましたが、1回目の値引率20%の買物を繰り返したからです。
1つ目のケースは値引率20%を下回ったため 2. に劣り、3つ目のケースは値引率20%を上回ったため 2. より優れました。

よって、20%より大きい値引率のキャンペーンが現れそうにないなら、2. の還元を優先した方が良さそうです。
言い換えると、値引率が同じ場合、値引よりも還元の方がキャンペーン効果(=値引率)が持続することを意味します。

キャンペーン規模の大きさを考える
キャンペーン対象額と値引率が同じなら、還元の方がその値引率が持続する
大規模なキャンペーンが枯れそうな時は還元を優先

 
また、証券会社でポイント投資を活用することによって、ポイント還元の値引率改善を以前に記事にしました。買物時に同じ値引率のときは、ポイント投資を活用する場合、ポイント還元を受ける方が値引率が高くできる改善効果があるので普段のポイントの使いみちも考慮してキャンペーンを判断しましょう。

2種類のポイント投資と買物の還元率/値引率

この記事では以下の記事を前提としています。

 2種類のポイント投資

ポイントを使って資産を増やしたい人はポイント投資をしたり、関心を持ったりしていると思います。
ポイント投資は実は2種類あります。

擬似ポイント運用ポイント運用(楽天ポイント
dポイント投資(dポイント)
au PAY ポイント運用(Ponta
PayPay ボーナス運用(PayPay ボーナス)
ポイント運用(永久不滅ポイント)  等

 

証券会社でのポイント投資
楽天証券楽天ポイント
日興フロッギー(dポイント)
SBIネオモバイル証券(Tポイント)
au カブコム証券(Ponta
LINE証券(LINE ポイント)  等


 擬似ポイント運用はポイントで投資体験をし、投資信託等に連動してポイントが増えたり減ったりして、売却時にポイントが返ってくるサービスです。
証券会社でのポイント投資は、証券会社で実際に現金の代用としてポイントを使って株式や投資信託を購入できるサービスです。売却すると現金が返ってきます。

2種類のポイント投資と還元率

どちらもポイントで投資をするとき(買付や売却するとき)には特に還元があるわけではありません。
ポイント投資をする以前の買物を関連付けて考察してみます。

1万円の買物で20%のキャンペーン還元を受け、受け取った2000ptをポイント投資した例を考えてみましょう。
(投資による損益の話は複雑になるので今回は無視します。)

擬似ポイント運用

 投資したものを売却したときにポイントで返ってくるので、いずれそのポイントで買物をする必要が出てきます。
したがって、「買物⇒還元⇒投資⇒買物」の流れで1万円でスタートすると2回目の買物では2000円の買物をして値引が終わったことになります。
(投資の損益を無視してるので、2回目の買物は2000円としています。)

買物と擬似ポイント運用の流れ

通常通り還元率と値引率に差がある 還元率20%
値引率約16.7%
 
証券会社でのポイント投資

投資したものを売却したときに現金で返ってくるので、その現金で買物するかどうかは自由になります。
したがって、「買物⇒還元⇒投資」で値引が終わり、2回目の買物なしに値引が成立することになります。
(投資の損益は無視しているので値引額は2000円になります。)

買物と証券会社ポイント投資の流れ

還元率と値引率が一致する 還元率20%
値引率20%


したがって、証券会社でポイント投資した方が、過去の買物の値引率を改善することになります。

証券会社でのポイント投資はどれくらい値引率を改善するか?

上の20%還元の例だと証券会社でのポイント投資は値引率を約3.3%改善したことになります。
ポイント投資をする前の買物の平均還元率と値引率の改善効果をまとめました。

ポイント投資値引率改善効果

一般に還元率が高いほど値引率との差が大きくなります。
普段の買物でキャンペーンにたくさん乗れて平均還元率が高い程、ポイント投資によって値引率の改善効果が高くなります。

ただし、値引率の改善は魅力的ですが、投資は実際は増えたり減ったりすることを理解してする必要があります。
実際に株式や投資信託を購入するという意識を持ってリスクを考えて行いましょう。
この記事は投資を一概に勧めるつもりはありません。自己責任でお願いします。

また、ポイント関係の税金(主に一時所得)の話は今回はしていません。所轄税務署によって扱いは異なっていると言われているので、税務署や税理士に確認をしておきましょう。

ポイント還元率と値引率

2種類のキャンペーン

ポイ活をしてると、ほにゃららPayで100円決済ごとに20pt還元なんてキャンペーンをよく見かけます。
100円で20pt還元だから還元率は20%
還元率というとわかりにくいのでポイント貰った率というイメージです。

一方、100円分購入で20円引きクーポン適用。こんなクーポンも見かけます。
100円のものを80円支払で買えるパターン。
これって還元率いくつ?ポイント貰ってない。
でも、100円で20円値引だから、値引率は20%

還元率と値引率の変換

1つ目の還元の例。値引率で考えてみるとどうなるでしょう?
20ptのオトクを実際に得るにはそれを使って買物をしないとなりません。
合計120円分の購入で支払わずに済んだ値引は20円。
これを計算すると値引率は約16.7%になります。

還元率と値引率の計算例1

2つ目の値引の例。還元率で考えてみます。
支払額80円で20円クーポン使用権を得た。
これを計算すると還元率は25%になります。

還元率と値引率計算例2

2つそれぞれ混在するとややこしいのでどれくらいお得かを測るときは基準を揃えると良いでしょう。
キャンペーンで登場する代表的な数値の変換表をここに載せておきます。

還元率値引率早見表
ちなみに「プラ1」とは、1品買うともう1品無料でプレゼントというキャンペーンです。

ちなみに理論的な計算式はこうなります💧

還元率と値引率数式